
"what is Yabu?"
ヤブってなんだ?
答え:広島県呉市の秋祭り期間に登場する鬼のこと
9 月中旬から11 月の文化の日まで毎週末呉市内の秋祭りに登場。ヤブと呼ぶことが一般的ですが、全く違う呼び方をするところもあります。ヤブではなく、“カッパ” や“二グロ” などそれぞれの地域の呼び名があり、個性が際立ちます。ヤブ女としては、40 の神社にヤブが登場するという情報が集まっています。期間中に400 匹以上のヤブが呉市内に登場すると推定されます。
"Is Yabu demon?"
ヤブは鬼?
答え:こわい鬼ではなく、神様の使いである
通常、鬼は人間を懲らしめる立場にあります。ヤブの見た目は鬼ですが、神様の使いです。秋祭りの神事で、神様にお米を奉納する際に、そのお米がちゃんと良いお米かどうか判断する重要な役目を担っています。お米が神社に奉納される際の儀式を「俵もみ」と言って、一見すると、人間とヤブがぶつかって喧嘩をしているようにも見えますが、お米を審査する一番重要な役目です。さらに、それぞれの神社で1 番2 番3 番…と、ヤブにも階級があります。


"what is amazing?"
どこがすごい?
答え:独自の保存継承方法がすごい
お面を彫る彫り師もいますが、ヤブに憧れて自ら面を彫り出す若者も多い!気がつくと、ヤブが毎年増えている地区もあります。島や広島市内へ出張に出て各地の祭りを盛り上げるヤブもいるそうで、ヤブが登場する地域は年々拡大しています。そもそもは、呉市中央部にしか存在していなかった文化と言われています。ヤブになりたいと憧れを持つ子どもたちが生まれ、彼ら彼女達が実際にヤブになれるチャンスもちゃんとあります。行政機関が介入して保存会等を作るなど、文化継承システムが正式に確立しているわけではないのに、呉市では文化が衰退するどころか進化しているのは、この“ヤブ愛” が要因の1つではないでしょうか?
呉のちびっ子は強い?
大泣き子供の登竜門
抱っこをしてもらうと、子どもたちが元気に過ごせるという言い伝えがあります。小さな子どもたちにとっては、ヤブは恐怖の存在。親御さんたちは一緒に写真を撮ってもらおうと必死になってヤブに我が子を差し出しますが、、、子どもたちは大号泣です。お祭りシーズンになると子どもたちの叫び声や鳴き声が響き渡るのも呉の風物詩かもしれません。それが、子どもたちが少し大きくなると、「ヤブかっこいい!」と、憧れの対象となっていき、ヤブを追いかける側になります。子どもたちの成長を感じますね。

ヤブを自慢しよう!
あなたの町のヤブ文化を自慢してください。
呉市には30箇所を超える神社が鎮座していて、その神社や地域の自治会によって様々な文化継承がされ、独自のヤブ文化が発展しています。これだけ大きく広い地域で出現しているヤブ文化をまとめて、わかりやすく伝えることが私たちの目標です。様々な機関を協力しながら、文化の収集が担えることができればと考えています。ぜひ、あなたの町のヤブ文化を投稿してください。もし、呉市地域以外でもヤブ文化を見かけたら、ぜひご投稿くださいね。