広島県呉市の秋祭り文化!
ヤブってなんじゃ?
ヤブは、広島県呉市の秋祭りに登場する鬼のことです。
呉人は鬼のことをヤブと呼んで昔から親しんできました。
鬼は鬼でも、ヤブは神の使い。人間を怖がらせる存在とは少し違います。
祭りの行列の先導役を勤めたり、米俵の中身を審議したり神事の中心にいつもいる存在です。
呉市内には30箇所以上の神社が存在していますが、このほとんどにヤブが登場します。
秋祭りは9月の下旬から11月3日まで毎週末、どこかの神社でおこなわれますが、
シーズンを通すと、ヤブの登場する数は400匹以上いるのではないか?と言われています。
実は、昔は存在していなかったのに、今はヤブが登場する神社もあったりします。
つまり、どんどんヤブが増えているという不思議な現象が起こっているのです。
小さな子にとって憧れの存在のヤブ。呉の町にとって、大切な文化なのです。
しかし、ヤブがいつ生まれたのか、どこからやってきたのか
その歴史は文献なども残っておらず正式にはわかっていないのです。
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